「カリスマックスって最近よく聞くけど、いったい何?」「なんであんなにみんなが踊っているの?」——SNSや学校の友達との会話で、そう感じたことはありませんか?この記事では、2025年の夏から秋にかけて日本中を席巻したSnow Manの楽曲「カリスマックス」について、その魅力と話題になった理由を、中学生でもわかるようにやさしく解説します。
難しい音楽用語は、そのつどかんたんな言葉に置きなおして説明するので、ご安心ください。「バズる」とは、SNSなどで一気に拡散されて大流行すること。「振付(ふりつけ)」とは、ダンスの動きを考えることで、その考案した人を「振付師(ふりつけし)」と呼びます。この2つの言葉だけ覚えて読み進めれば大丈夫。読み終わるころには、きっとあなたも「カリスマックス」を踊りたくなっているはずです。
カリスマックスってどんな曲?
「カリスマックス」は、9人組人気グループSnow Man(スノーマン)が2025年8月25日に配信リリースした、グループ初のデジタルシングルです。作詞と作曲は、MUTEKI DEAD SNAKE、鈴木まなか、Hiroki Sagawa(Relic Lyric, inc.)が担当しました。タイトルは「カリスマ」と「MAX(最大)」を掛け合わせた造語で、MV(ミュージックビデオ)には「人々をカリスマ以上の存在=CHARISMAXへ導いていく」というストーリーが描かれています。
曲の特徴は、1990年代から2000年代に日本で大流行した「パラパラ」をベースにしていること。パラパラとは、手を中心に揺らしたり回したりする、振りが決まったダンスのことで、お父さんやお母さんが青春時代に踊っていたかもしれません。このレトロなパラパラに、ユーロビート(1980〜90年代に日本のディスコで流行した、テンポが速くて高揚感のあるダンス音楽)や、高速テンポに乗せたラップ、現代的なダンスサウンドをミックスして、Snow Man流にアップデートしたのが「カリスマックス」なのです。
約3分の中にキャッチーなメロディ、畳みかけるようなラップ、エネルギッシュなダンスブレイク(曲の途中で飛び込んでくる集中ダンス)がギュッと凝縮されていて、サビでは〈CHARISMAX〉という言葉が何度もリフレイン(繰り返し)されます。一度聞いたら忘れられない強いインパクトのある構成です。
ダンスの魅力と特徴的な動き
「カリスマックス」の振付を担当したのは、コレオグラファーのReiNaさんとダンスインストラクターのMacotoさんの2人です。このダンスのすごいところは、「サビだけすごい」のではないという点。ダンスのプロたちの解説をまとめると、魅力は次の5つに整理できます。
- サビがキャッチーなパラパラで、平成の雰囲気たっぷり。耳に残るユーロビートサウンドと合わさって、一度見たら真似したくなる動きです。
- メンバーがキャラクターになりきって踊っていること(詳しくは次の章で)。
- サビ以外はプロ受けする本格的なダンス。ダンス好きの人たちからも「かっこいい」と評価される技術の高さです。
- 前奏からBメロまで見どころ満載。隊列を組み替えるフォーメーションダンスや、小刻みなリズム取りなど、難しいテクニックが続きます。
- 本意気で遊んでいること。真剣さと遊び心のギャップが、多くの人の心をつかみました。
なぜこんなに話題に?バズった3つの理由
理由1:衝撃的な「Dance Practice」映像。 ダンスの練習風景を撮影したこの映像で、Snow Manのメンバー9人はなんと各自がコスプレで登場しました。岩本照さんが消防士、深澤辰哉さんが平成のギャル男、ラウールさんが野球部員、渡辺翔太さんが警察官、阿部亮平さんが医者、目黒蓮さんが高校生、宮舘涼太さんがホスト、佐久間大介さんがオタク、向井康二さんがバラエティ番組の人気キャラクター「マッサマン」という配役です。真面目な顔で変装して踊るこのギャップが話題になり、特に宮舘さんのホスト姿が実在の有名ホスト・ROLANDさんに似ていると話題になって、本人同士のやり取りまで発生。拡散がさらに加速しました。
理由2:SNSでの「真似っこ」の広がり。 TikTokやInstagramでは、「#カリスマックスチャレンジ」のハッシュタグ付きで、一般の人から著名人まで続々とダンス投稿が発生。関口メンディーさんや、韓国の人気ボーイズグループRIIZE(ライズ)のメンバーまで踊ったことで、海外にも一気に広がりました。誰でも真似しやすいサビのパラパラの振りが、「参加しやすさ」の証明になっています。
理由3:圧倒的な数字の伸び。 公式MVは公開2日で1,000万回再生を突破。6日目に3,000万回、9月5日には4,000万回、9月10日には5,000万回を超えました。チャートでも、オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキングで初週7万2,212DLを記録して1位に初登場し、翌週も約1万DLを売り上げて2週連続の1位。Billboard JAPANのダウンロードチャートでも2週連続首位を獲得しています。「曲が売れる」だけでなく「みんなが踊る」ことで、話題が何週も増殖していったのです。
振付師のReiNaさんがすごすぎる件
ダンス好きなら、振付師ReiNaさんの経歴も見逃せません。ReiNaさんは5歳からダンスを始め、中学2年生のときに、BTSやTWICEなど世界的な人気アーティストの振付を手がけるRIEHATAさんのダンスチーム「RHT.」に所属。中学3年生ではシンガポールのダンス大会で優勝し、高校1年生からはアメリカやフランス、アジア、メキシコなど海外のワークショップで教える側に回りました。さらに19歳でK-POPアーティストの振付を担当するという、驚異的なキャリアの持ち主です。「振付師」と「ダンスバトル選手」の二刀流というこだわりも、かっこいいですよね。テレビ番組『EIGHT-JAM』でもこの経歴が紹介され、スタジオがどよめきました。Macotoさんとの共作である本作のサビの振りは、2人自身が「踊ってみた」動画を投稿するほどの思い入れがあるそうです。
カリスマックスを踊ってみたい人へ
「自分も踊ってみたい!」と思ったら、まずはサビの振付から練習するのがおすすめです。サビはパラパラベースのシンプルな動きなので、公式MVやSnow ManオフィシャルTikTokの動画をお手本に、再生速度を落としながら手の動きから覚えると効率的です。ポイントは、手首をしなやかに使うことと、笑顔で大きな動きを意識すること。慣れてきたら「#カリスマックスチャレンジ」の投稿を見比べて、振りのタイミングを確認しましょう。運動会や文化祭のダンスの題材に選ぶ学校も増えているので、友達と一緒にチャレンジするのも楽しいですよ。振付師2人自身が「サビの振り付けが凄く楽しいので、ぜひ皆さんもやってみて」と呼びかけているように、この曲は「踊って楽しむこと」までセットで作られているのです。
まとめ
「カリスマックス」が大ヒットした理由を振り返ると、①レトロなパラパラと現代サウンドの融合で、誰もが真似したくなるサビがある、②メンバーのコスプレ映像という「遊び心の本気」が話題を呼んだ、③SNSのチャレンジ投稿で一般の人も著名人も巻き込んだ、④世界的レベルの振付師・ReiNaさんとMacotoさんの実力が支えていた、という4点に行き着きます。単なる「売れる曲」ではなく、「みんなが踊って楽しむ体験」そのものをプレゼントしてくれた曲だと言えるでしょう。まだ見ていない人は、まず公式MVとDance Practice映像をチェックしてみてください。きっと明日には、あなたもサビを口ずさみながら手が動いているはずです。



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